抵当権抹消の司法書士報酬の相場はどれくらい？～５０事務所の平均出してみた

公開日： 2014/02/05 : 最終更新日：2014/03/15 BLOG, 抵当権抹消, 登記費用

先月末、某登記所の申請窓口で、受付の方が申請した方に対して、登記完了予定日や、完了後の手続等を丁寧に説明していました。次に申請した方に対しても、その次に申請した方に対しても。ところが、私が申請した際には特に説明はありませんでした。

これは、私が受付の方に格別に嫌われているからでは決してなく、先に申請していた方たちが、ご自分で登記手続をしている方たちであったためだと考えられます。

司法書士に依頼することなく、ご自分で登記手続をされる方が増えているのかもしれません。そういった方の中には、「司法書士に依頼するより自分で手続した方がおトクに違いない」とお考えの方も少なくないことでしょう。

そこで今回は、ご自分で登記手続できるものの代表例と考えられる抵当権抹消登記について、司法書士報酬の相場を調べることにしました。

Googleにて「抵当権抹消　登記　報酬」で検索した結果の上位５０件分の司法書士事務所につき、抵当権抹消登記の司法書士報酬額の平均値を算出するものとします。

なお、司法書士報酬額とは、登録免許税（不動産の個数×１，０００円）や登記簿謄本代等を除く金額（≒自分で登記手続する場合との差額）で、不動産の個数により複数の料金プランが掲げられていた場合は、一番安いプランによるものとします。

結果は次のとおりです。

・平均値　８，４７５円

・最高値　２万円

・最安値　２，０００円

事務所によっては、かなりお安いです。
ご自分でお手続する場合の手間や時間を考えたら、お安い司法書士事務所を探して依頼してしまった方がおトクではないでしょうか。

「でも、自分で登記手続すれば、ブログのネタにできるし」とお考えの方もいらっしゃることでしょう。そんな皆様には、「抵当権抹消登記を自分で申請した」という内容で、面白い記事を書くのは至難の技だ、ということをお伝えしたいと思います。

「でも、今からお安い司法書士事務所を探すのは面倒だし」とお考えの方もいらっしゃることでしょう。そんな皆様には、このまま我が事務所にご依頼いただくのが最適だ、ということをお伝えしたいと思います。
・・・いかがでしょうか。平均値よりお安くします。

※ご留意いただきたい点

・抵当権抹消登記には、ご自分での登記手続が通常認められないもの（不動産売却に際し、売却代金によって弁済する場合等）があります。お安い事務所の司法書士報酬額は、そのような抵当権抹消を想定したものではないと考えられます。

・ご住所を変更されている所有者様の場合は、別途ご住所変更の登記手続が必要となり、その報酬も別途必要となります。