アクセス数ランキングから、今後のあり方を考えてみた
「数字を拷問せよ。そうすれば奴らは何だってしゃべる。」
-グレッグ・イースターブルック
データ分析の重要性を説いていると考えられるこのことばは、表現が過激ではありますが、ビッグデータの活用の重要性が指摘される現代に合致した名言ではないかと思います。
ところで、ビッグデータと呼ぶレベルには到底ありませんが、このブログのアクセス数もまたひとつのデータです。数は少ないとはいえ、毎日検索してお越しになる方がいらっしゃるというのはありがたいことですし、よく考えたら結構すごいことなのかも、という気がしてきました。
そこで今回は、当ブログのアクセス数ランキングを調べ、今後の当ブログのあり方を探ってみたいと思います。なお、データは、今年に入ってからのものとしました。
アクセス数ランキング(上位5件)
1位 MacにWindows7をインストールしようとしたらUSBメモリが認識されずに困った件
2位 合同会社設立の登記費用の相場はどれくらい?~50事務所の平均出してみた
3位 不動産取引詐欺で大切なことはファイアーエムブレムに学んだ
4位 抵当権抹消の司法書士報酬の相場はどれくらい?~50事務所の平均出してみた
5位 株式会社設立の登記費用の相場はどれくらい?~50事務所の平均出してみた
1位は、司法書士業務にまったく関係ない記事となりました。私と同じようにお困りの方が多いようで、少しはお役に立てたのかもしれないと思うと嬉しいです。でも、できれば、司法書士業務でお役に立ちたいところです。
2位、4位、5位は、50の事務所の登記費用等の平均を調べたもので、価格競争にみずから巻き込まれに行くような記事です。事務所選びの参考にされる方が多いと思われますが、我が事務所を選ぶ方がもっといてくれてもいいと思うんですよね・・・
3位は、実は、以前別のタイトルで公開していたのですが、あまりに不人気だったのでタイトルを変えたところアクセス数が伸びたものです。ちなみに以前のタイトルは、「海外ドラマ『華麗なるペテン師たち』と国内ドラマ『夜光の階段』にみる不動産取引詐欺」・・・不人気だったのもうなずけます。
ランキング外の動向
上位5位までには入らなかったものの、意外だったのは、6位にABLの記事が入ったことです。薄っぺらい内容なのが悔やまれます。いつの日か司法書士界にABLバブルが来るのかもしれませんね。
他方で、結構頑張って書いた相続がらみの記事は軒並み壊滅状態です。これは、終活ブームまっただ中の世代の方にはネット検索に馴染みが薄い方が多いと思われることが、(「記事がつまらないこと」を除いて)大きな原因だと思います。このことは、被相続人側でなく、相続人側に関わる記事である「刑事コロンボ「二枚のドガの絵」で考える相続問題(2) 遺留分編」が比較的ましなアクセス数だったことからもうかがえると思います。
今後の方針について考えてみる
- 業務に関係ない記事でも書いてみる価値はある。
- 会社設立や抵当権抹消の受託率が上がるよう、もっと押してみる。
- タイトルは大事。工夫する。
- 来たるべき?ABLバブルに備える。
- ネットで検索する世代を意識した内容を心がける。
ファイアーエムブレムに言及する。
まとまりのない文章になってしまいましたが、だいたい上記のようなことを考えました。
でも一番大事なのは、もっと頻繁に書いて記事の数を増やすことなんじゃないかっていう気がするんですよね。たった20件足らずの記事に対して「拷問」とか言ってる場合じゃなくて。
gad
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